日本赤十字社 大分県赤十字病院

大分赤十字病院は、患者に、職員に、地域医療機関に選ばれる病院を目指しています。

tel:097-532-6181

呼吸器外科

医療機関の認定

呼吸器外科専門医合同委員会関連施設

現状及び特色

 平成27年4月に呼吸器外科が新設されてから3年が経過しました。現在、本廣昭 院長、伊藤謙作 副部長 水内寛 医師の3人体制で、肺癌、縦隔腫瘍、悪性胸膜中皮腫などの胸部悪性疾患や、気胸、胸部外傷などの急性疾患に対して、専門的な治療を行っております。

 悪性腫瘍に対する治療方針は呼吸器内科、放射線科、病理診断科と週に一度の合同カンファレンス(Cancer board)を行うことによって、世界標準の治療を基本とし、個々の患者さんに対して最も適切な治療を選択するよう心がけています。また、呼吸器内科と情報を共有し、密に連携することにより、初診から手術までをできるだけ短い期間でスムーズに行えるよう努力しています。

 手術においては、胸腔鏡を使用した低侵襲手術を積極的に行い、術後疼痛の軽減、入院期間の短縮、早期の社会復帰を目指しています。早期肺癌に対しては、平成28年度より導入した完全胸腔鏡下肺葉切除術により、約3-4cmの最大創で手術を行い、術後約7日での退院が可能です。85歳以上の高齢者に対しても安全に手術を行うことができます。

 進行した肺癌に対しては化学療法・放射線治療に手術を組み合わせた集学的治療を行うことにより、治癒の可能性を追求していくことを心がけています。さらに術後補助化学療法を積極的に行い、再発率をできるかぎり低下させるよう努力しています。周術期の呼吸リハビリ、口腔ケアを行うことにより、術後合併症の軽減、呼吸機能の維持を目指しています。

 気胸に対しては、ほとんどの患者さんで完全胸腔鏡下に手術を行っています。入院から手術までの期間をできるだけ短くし、術後1-3日以内の退院を目指しております。

診療担当表

医師紹介

本廣 昭 もとひろ あきら

院長

専門分野
呼吸器外科
専門医・認定医
日本呼吸器外科学会専門医・指導医
日本胸部外科学会認定医
麻酔科標傍医

伊藤 謙作 いとう けんさく

呼吸器外科副部長

専門分野
呼吸器外科
専門医・認定医
日本外科学会専門医
日本呼吸器外科学会専門医
日本がん治療認定医機構がん治療認定医

水内 寛 みずうち ひろし

呼吸器外科医師

専門分野
呼吸器外科
専門医・認定医
日本外科学会専門医

実績

 外来は水曜日に水内、木曜日に本廣・伊藤が行っています。その他の曜日でも、通常の外来および急患にも柔軟に対応していますのでご相談ください。

 平成29年は全身麻酔下呼吸器外科手術が110例でした。その半数以上(60例, 54.5%)が肺癌に対する手術でした。また肺癌に対する肺葉切除術のうち、21例に完全胸腔鏡下肺葉切除術を施行し、術中合併症による開胸移行例は0例でした。さらに進行肺癌に対する術前放射線化学療法後の手術も行っています。

 その他に気管切開術、胸腔ドレナージ、気管・気管支ステント挿入術などの局所麻酔下手術・処置を多数行っています。術後補助化学療法、術後再発例に対する化学療法も多数の患者さんに行っています。