日本赤十字社 大分県赤十字病院

大分赤十字病院は、患者に、職員に、地域医療機関に選ばれる病院を目指しています。

tel:097-532-6181

放射線科

 放射線科の常勤医は4名で、いろんな診療科や外の病院からの依頼に応じて、様々な診断装置を使い病気の診断をお手伝いします。また、放射線治療や血管造影装置などの診断機器を利用した治療(IVR)を行っています。

【放射線治療装置について 米国(Varian社製 CLINAC2IEX OBI)】

 当施設の放射線治療装置には5-10mm幅のマルチリーフコリメータ(可変型照射野絞り装置)が60対装備されています。このマルチリーフコリメータを用いることにより病変の形状にあった設定が可能になります。正常な臓器への不要な照射を遊けることができ、患部に正確に放射線を集中することによって、副作用を極力抑えることが可能になりました。

 定位的放射線治療(周りの正常組織にはできるだけ放射線をあてないようにしながら、高線量の放射線をピンポイントに照射する治療の高度な治療も可能です。OBI(オンボードイメージ)は、治療装置に特別装備された透視装置です。治療部位を三次元で正確に確認することができ、鮮明でヒバクの少ない照射前の位置確認透視画像が短時間に得られます。

 
【核医学検査装置(SPECT・CT)  RI核医学検査装置】

核医学検査とは
・頭部SPECT検査では主に脳の血流を調べます。脳梗塞や痴呆を診断したり、血管手術の効果を調べたりします。
・心筋SPECT検査では心筋梗塞・狭心症などを調べることができます。
・腫瘍や炎症などが診断できます。X線写真より早期に異常を発見できる場合があります。

SPECT・CTの有用性
・異常の有無がわかりやすくなり、同時に正確な位置情報を得ることができます。
・総検査時間の短縮と被ばく低減を実現します。

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米国(Varian社製 CLINAC2IEX OBI)

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核医学検査装置(SPECT・CT)

医療機関の認定

日本放射線科専門医修練施設

現状及び特色

 当院の放射線科・放射線部には5名の常勤医、14名の診療放射線技師、5名の看護師、2名の事務員が在籍し、画像診断、IVR、放射線治療の業務を行っています。

 画像診断はCT検査、MRI検査、超音波検査、血管造影検査、核医学検査、消化管造影検査、乳腺撮影、一般撮影など、多くの診断機器を用い、幅広い分野の診断を行っています。

 IVRの部門では肝臓癌の動注塞栓療法を中心に頭頚部癌やその他の悪性腫瘍に対する抗癌剤動注療法、喀血や消化管出血・外傷性出血に対する動脈塞栓術、胃静脈瘤に対するBRTOなどの血管内治療を行っています。

 その他にもCTガイド下の内臓神経ブロックや腫瘍生検、膿瘍ドレナージなどの非血管系IVRも施行しています。

 放射線治療に関しても位置照合機能に優れたVarian社製放射線治療装置を用い、肺癌に対する定位放射線治療の他、頭頚部癌、乳癌、肺癌、食道癌、肝臓癌、膵臓癌、前立腺癌、転移性骨腫瘍など、様々な癌の治療を行っています。

 内照射も以前からメタストロン治療(Sr-89)を行ってきましたが(薬剤製造中止により平成31年1月終了)、平成28年からは前立腺癌骨転移に対するゾーフィゴ治療(Ra-223)も行っています。

 大分大学との密接な連携もあり、あらゆる分野で質の高い医療の提供ができるように心がけています。

診療担当表

医師紹介

髙木 一 たかき はじめ

放射線科部長

専門分野
放射線科診断学
IVR
専門医・認定医
日本医学放射線学会専門医

山田 康成 やまだ やすなり

放射線科副部長

専門分野
画像診断
専門医・認定医
日本放射線学会放射線診断専門医

中山 朋子 なかやま ともこ

放射線科部副部長

専門分野
放射線科
専門医・認定医
日本放射線学会放射線診断専門医
日本核医学会核医学専門医
PET核医学認定医

原 彩香 はら あやか

放射線科医師

専門分野
放射線科
専門医・認定医

姫野 貴司 ひめの たかし

放射線科医師

専門分野
放射線科
専門医・認定医

実績

●診療実績(2019年)

【放射線診断】読影件数:32233件
CT 21801件、MRI 4875件、核医学検査274件、超音波検査601件,マンモグラフィー 3831件、消化管造影検査757件、血管造影検査94件

【IVR】
<vascular IVR 78件>
肝臓癌 TAE/TAI 59件、動注リザーバー留置3件、BRTO 1件、肝細胞癌破裂に対するTAE 1件、出血に対する動脈塞栓術(腹部) 3件、喀血に対する動脈塞栓術 2件、非閉塞性腸管虚血に対する動注療法1件、肺動静脈瘻に対する肺動脈塞栓術1件、副腎静脈サンプリング7件

<non-vascular IVR 22件>
CTガイド下生検5件、CTガイド下膿瘍ドレナージ2件、マンモトーム生検15件

【放射線治療】新規患者数 179名、延べ治療件数 4487件

体幹部定位放射線治療(肺癌)7件
RI治療:Ra-223治療35件

●業績集

【論文】
重要血管からの出血に対するステントグラフト. 本郷哲央,亀井律孝,大地克樹,松本俊郎,柏木淳之. 臨床画像. 35(2):234-238.2019
胆嚢炎・胆管炎による嘔吐を契機に発症したと思われる孤立性上腸間膜動脈解離の1例. 松本陽,松本俊郎,大地克樹,清永麻紀,岡本和久,岩下幸雄,猪股雅史.日本腹部救急医学会雑誌. 39(5):9963-996.2019

学会、研究会発表
気管支閉鎖症を合併した先天性肺気道奇形(CPAM)の一例.
大地克樹,岡田文人,松本俊郎,山末まり,門田淳一,佐藤晴佳.第11回呼吸機能イメージング研究会学術集会. 2019年1月25日東京都千代田区
孤立性内腸骨動脈瘤に対する血管内治療の成績.  大地克樹,本郷哲央,亀井律孝,清末一路,松本俊郎,川野まどか,岡本啓太郎,和田朋之,宮本伸二,首藤利英子. 第48回日本IVR学会総会.2019年5月30日福岡市

・胃X線検査における当院での一次健診について
中島浩二
大分県放射線技師会第26回学術集会 平成31年1月5日 大分県大分市

・胃X線検査における当院での一次読影とその有用性について
中島浩二
日本赤十字社診療放射線技師学術総会 令和元年5月31日 東京

講演
・前立腺癌診療における骨シンチ・BONENAVIと全身拡散強調画像の使用経験 高木 一 大分前立腺癌診療セミナー 2019年9月26日 大分県大分市

・原子力災害における救護活動
平岡 徹
赤十字救護員看護師フォローアップ研修 令和元年12月7日 大分県大分市