日本赤十字社 大分県赤十字病院

大分赤十字病院は、患者に、職員に、地域医療機関に選ばれる病院を目指しています。

整形外科

 当科での診療の基本姿勢は、全身の関節疾患、くび・こしなどの脊椎疾患など運動器全般にわたり、正しい診断と、患者の皆さんのひとりひとりに応じた適切な治療を提供することです。また、手術治療でお悩みの方には、セカンドオピニオンの励行に努めております。

医療機関の認定

日本整形外科学会認定医療制度研修施設
日本リハビリテーション医学会研修施設

現状及び特色

 2021年(令和3年)は整形外科医7名(日本整形外科学会専門医6名、日本リウマチ学会専門医・指導医1名、日本リウマチ財団登録医2名、日本脊椎脊髄病学会脊椎脊髄外科専門医1名、日本リハビリテーション医学会専門医・指導医1名、日整会認定脊椎脊髄病医5名、日整会認定スポーツ医3名、日整会認定リウマチ医3名、日整会認定運動器リハビリテーション専門医2名)の体制で診療を行ってまいりました。

 しかし21年間にわたって当院の診療科部長を務めてきました河村誠一が2022年(令和4年)3月末で定年退職となり4月より新しい体制で診療に臨むこととなりました。常勤スタッフ6名(今澤、瀬尾、麻生、安部、藤井、大角)、ローテーションスタッフ2名(佐藤、佐々木)の整形外科医8名での診療体制となります。

 診療は整形外科領域全般にわたって手術治療を主とした急性期医療が中心で時間外もオンコール体制をとり救急患者に対応しております。医師としてのキャリア20年以上のスタッフが3名、中堅スタッフが3名、若手スタッフが2名とバランスのとれた人員体制で、主治医中心のチーム医療を心がけて診療にあたっており安全で質の高い医療を提供しております。

 

<手術治療の特色>

 当院の手術治療の特色としては脊椎外科手術、リウマチ関連手術、外傷関連手術が挙げられます。脊椎手術は脊柱変形に対する instrumentation を多用した高侵襲な脊柱矯正手術から一般的な変性疾患に対しての除圧術、固定術、また低侵襲手術としては骨粗鬆症椎体骨折に対しての経皮的椎体形成術(BKP)や椎間板ヘルニアに対しての内視鏡手術、局所麻酔下で行われる椎間板内酵素注入療法(ヘルニコア)など様々な手術を行っております。

 当院の特色の一つであるリウマチ関連手術は生物学的製剤、JAK阻害剤の使用症例の手術も多く術後感染予防、周術期管理に細心の注意が必要となっております。同一病棟にリウマチ科もあり合同でカンファレンスや相談しながら診療にあたっております。多関節変形の症例が多く近年手足の再建手術の需要が増えております。人工関節は下肢(股、膝、足趾)のみでなく上肢(肩、肘、手指)も行っており術後QOLの向上が得られております。外傷関連手術では最も多い大腿骨近位部骨折においては地域連携パスを用いた複数の医療機関でのシームレスな治療に取り組んでおります。

令和4年度 整形外科スタッフ専門、担当

今澤 良精:脊椎外科
瀬尾 健一:関節外科、上肢の外科、リウマチ外科、外傷、スポーツ外科
麻生 龍磨:関節外科、上肢の外科、リウマチ外科、外傷、スポーツ外科、脊椎外科
安部 大輔:脊椎外科、外傷、整形外科一般
藤井 陽生:脊椎外科、外傷、整形外科一般
大角 崇史:肩関節外科、外傷、整形外科一般
佐藤 実砂:外傷、整形外科一般
佐々木 良:外傷、整形外科一般

診療担当表

医師紹介

今澤 良精 いまさわ よしあき

整形外科部長

専門分野
整形外科、脊椎外科
専門医・認定医
日本整形外科学会専門医
日本整形外科学会認定脊椎脊髄病医・リウマチ医・運動器リハビリテーション医
日本脊椎脊髄学会脊椎脊髄外科指導医

瀬尾 健一 せお けんいち

リハビリテーション科部長 兼 整形外科副部長

専門分野
関節外科、リウマチ外科、外傷
専門医・認定医
日本整形外科学会専門医
日本整形外科学会認定スポーツ医
日本リウマチ財団登録医

麻生 龍磨 あそう りゅうま

整形外科副部長

専門分野
スポーツ傷害、上肢(肩・肘・手)の外科、関節外科(人工関節手術、関節鏡手術)、脊椎外科
専門医・認定医
日本整形外科学会専門医
日本スポーツ協会公認スポーツドクター
日本整形外科学会認定脊椎脊髄病医
日本整形外科学会認定リウマチ医
日本整形外科学会認定スポーツ医
日本整形外科学会認定運動器リハビリテーション医
日本バスケットボール協会スポーツ医科学委員
大分県バスケットボール協会スポーツ医科学委員

安部 大輔 あべ だいすけ

整形外科副部長

専門分野
脊椎外科、外傷、整形外科一般
専門医・認定医
日本整形外科学会専門医
日本整形外科学会認定脊椎脊髄病医・運動器リハビリテーション医
AO Trauma Japan会員
AO Spine会員
大分DMAT隊員

藤井 陽生 ふじい あきお

整形外科副部長

専門分野
整形外科
専門医・認定医
日本整形外科学会専門医
日本整形外科学会認定運動器リハビリテーション医・脊椎脊髄医

大角 崇史 だいかく たかふみ

整形外科医師

専門分野
一般外傷、その他整形疾患
専門医・認定医
日本整形外科学会専門医

佐藤 実砂 さとう みさ

整形外科医師

専門分野
整形外科
専門医・認定医
日本整形外科学会専門医

佐々木 良 ささき りょう

整形外科医師

専門分野
専門医・認定医

診療実績

 2021年度の手術総数は470件でありコロナ禍となる前と比較すると件数は減少しております。

 内訳では脊椎手術82件、人工関節手術60件(膝22、股24、肘3、肩1、手指7、足趾3)など慢性変性疾患258件、急性期外傷関連が212件でした。

 腫瘍性疾患や小児整形の一部を除いて整形外科領域全般にわたって対応できております。手術症例の高齢化、合併症の重篤化に伴い術前、術後の管理が複雑化し在院日数が長くなっている傾向となっています。

 

●業績集

<講 演>
●転移性脊椎腫瘍の治療
今澤良精
大分県脊椎外科症例検討会(2021.7.28 大分市)

<学会発表>
●高度関節破壊をきたしたRA手関節に対して手関節全固定術を施行した3例
瀬尾健一、河村誠一、今澤良精、麻生龍磨、安部大輔、藤井陽生、市ヶ谷憲、佐藤実砂
第62回九州リウマチ学会(2021.9.11 熊本市 web開催)

●脊柱管内に bone sand の逸脱を認めた Destructive discovertebral degenerative disease の1例
藤井陽生
西日本整形災害外科学会(2021.12.11 熊本市)

<論文>
●椎体間固定術後遅発性に砂粒状内容物の逸脱を認めた2例
藤井陽生
臨床雑誌「整形外科」71巻・13号