日本赤十字社 大分県赤十字病院

大分赤十字病院は、患者に、職員に、地域医療機関に選ばれる病院を目指しています。

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形成外科

形成外科は傷あとをきれいになおす、体に生じた組織の変形や欠損を正常に近い状態まで回復することを専門とする診療科です。形成外科は全身のさまざまな疾患を取り扱っています。外傷や手術後に生じた目立つ傷あとの治療だけでなく、乳がん全摘後の乳房欠損、頭頸部がん切除後の上顎・下顎の欠損、手足の切断、上下肢のリンパ浮腫、顔面神経麻痺、眼瞼下垂、口唇口蓋裂、手足の先天異常、糖尿病性の下肢潰瘍など、幅広い疾患に対応しています。

現状及び特色

当科外来は九州大学病院の非常勤医師:2名(日本形成外科学会専門医)で診療を行っております。初診・再診ともに第1・第3・第5金曜日になります。おもに下記のような疾患の治療を行っています。(※自費診療での治療、美容形成は行っていません。)

 

【扱う疾患】

●瘢痕・ケロイド
手術や外傷、熱傷のあとに傷あとが残ることがあります。傷あとをきれいに縫合しなおす手術、テーピング、ステロイドの注射等を行い、傷あとを目立たないようにすることができます。

 

●乳房の再建
乳がん切除後に生じた乳房の欠損に対して、自家組織移植(腹部や背部からの皮弁)や人工乳房(シリコン製インプラント)を用いた再建を行い、術後の形態・機能の喪失を最小限に抑えます。希望に応じて乳頭・乳輪の再建を行うこともできます。

 

●リンパ浮腫
婦人科疾患や乳がんの治療後に上下肢のリンパ浮腫が生じることがあります。ストッキングなどによる保存的治療で充分な効果が認められない場合、リンパ管細静脈吻合術により浮腫を軽減することができます。

両下肢リンパ浮腫例

左:両下肢リンパ浮腫例。右は蜂窩織炎を合併している。
右:リンパ管細静脈吻合術、リンパ節移植術後3年。浮腫の著明な改善を認める。蜂窩織炎の再発もない。

 

●顔面神経麻痺
ウイルス感染や脳神経外科・耳鼻咽喉科手術後に顔面神経麻痺が生じることがあります。麻痺が回復しない場合、神経再建、筋肉移植、筋膜移植、眉毛の挙上などを行い、顔貌をもとに近い状態まで回復することができます。

陳旧性顔面麻痺例

左:陳旧性顔面麻痺例。左口角の下垂があり、口角より食事のもれが持続していた。
右:大腿筋膜による口角挙上を行った。口角の位置は正常化し、食事のもれもなくなった。

 

●母斑・血管腫
母斑は「ほくろ」と呼ばれる黒く小さなものから、身体全体にひろがる「巨大母斑」まで、さまざまな形態があります。血管腫も同様に「アザ」のような皮膚表面の血管拡張から、血流が豊富で腫瘍のように増殖する「動静脈奇形」まで、さまざまな種類があります。疾患に応じて手術、レーザー、硬化療法などの治療を使いわけます。

外鼻の色素性母斑

左:外鼻の色素性母斑。
右:母斑切除後半年。切除後の傷はほぼわからない。

 

●眼瞼下垂
加齢とともに上まぶたが下垂し、上方が見えにくくなることがあります。余った上まぶたの皮膚切除、まぶたを上げる筋肉の短縮を行うことで、上まぶたが上がりやすくなり、上方の視野が広がります。手術を行うことで整容面も改善され、肩こりや頭痛が治ることもあります。

両側の眼瞼下垂

左:両側の眼瞼下垂を認める。
右:上眼瞼皮膚切除、眼瞼挙筋前転術後。上方の視野がひろがるだけでなく、整容面も改善している。

 

●口唇口蓋裂・手足の先天異常
生まれつき生じた口唇や手足の変形をよりよい形態・機能へ戻すよう、手術で改善することができます。

 

●頭頸部再建
頭頸部がん切除後に生じた顔面組織の欠損、顔貌の変形に対し、自家組織移植(大腿や腹部からの皮弁、小腸移植、肋骨・腓骨の移植など)を行い、術後の形態・機能の回復に努めます。

 

診療担当表

休診 休診 休診 休診 九大医師
(第1,3,5週)
手術日等