臨床研修医募集
こちらよりお選び下さい。
指導医よりメッセージ

院長 本廣 昭
最初の数年間が医師としての人生を決める
どこでどのような研修を受けるのが良いのでしょうか。
私は、昭和53年に卒業して九州大学第二外科という所へ入局しました。国試の発表前の4月1日から採血・点滴・手術の助手・カルテ書きなど、何も分からず何も出来ない中で、看護師さんたちの厳しい指導のもとに病棟で働き始めました。
幸い国試に落第せずに勤務を続けることが出来たのですが、国試の発表が終わってから働きだした同級生に「お前の所はひどいな~」と言われたのを記憶しています。非常に忙しい科で、研修医が半分になる夏休みの1週間は、「お前はフラフラしているが大丈夫か」と上の先生が心配してくれるほどでした。
医師を続けていけば、技術や知識はいずれ身に付きます。私にとっての最初の1年間は、「医師として働くという意味、その厳しさ」を叩き込まれた貴重な時間だったと思いますし、あの1年間があるからこそ、これまで医師として働いてこられたのだとも思います。
「最初の数年間が医師としての人生を決める」と言われます。頑張ってください。

副院長 金田 幸司
臨床研修を大分赤十字病院でスタートしませんか?
初期臨床研修は、医師の生涯を支配する、強烈な印象が刻まれる時です。その人の臨床家としての姿がここで決まります。だからこそ沢山の研修病院の中でどこにするかを悩むのは当たり前です。
大分赤十字病院は救急・災害医療、がん診療、生活習慣病を軸にした急性期総合病院です。340床の病床数で内科全般、外科、整形、産婦人科、泌尿器、救急部など31科におおよそ65名の常勤医をかかえ、多くは大分大学と九州大学医局からの派遣医師です。各科とも研修医に対してなるべく沢山の症例を経験させ、多くの手技を習得させるように上級医による熱心な指導を行っています。
2年目の研修を終了した後は、大学医局に入局して大学病院または関連施設で専門研修に入るケースが多いですが、そのまま大分赤十字病院で後期研修を続ける人も出てきています。卒業後3年目から6年目、いわゆる後期研修医期間に相当する医師も多く、若い人たちの熱気があふれています。

副院長・統括外科部長 福澤 謙吾
実りある研修を、interactive teaching で!
新しい臨床研修医制度になり多くの研修医の諸君と接してきました。なんといっても嬉しいのはやはり自分達が指導していった研修医の方々が、成長していった姿を実感できる時です。正にゼロからの出発であった彼等が、病棟だけでなく救急の場の第一線で生き生きと仕事をしている姿を見ると頼もしく思います。
研修医は指導医から教えられるだけでなく、先輩の研修医や同期の研修医からどんどんと吸収し伸びていきます。一方向からの指導で得られるものは非効率的であり、インタラクティブな教育環境が必要です。
当院では、研修医の諸君がローテーション科以外の各診療科の先生方にも気軽に質問している姿をよく見かけます。中規模病院の良さの一つは、医師同士が研修医を含め全員の顔を知っているということです。どんどん分らないことを先輩に質問して伸びていってほしいと思います。皆さんと一緒に働ける日を楽しみにしています。
研修プログラム概要
1年次では、内科24週、救急科8週、必修16週・選択科4週を履修します。
2年次では、地域医療4週が必修の他は、自由選択となります。但し、1年次での履修状況によっては、研修プログラムの到達目標達成のために必要な診療科を自由選択期間に履修してもらう場合があります。
1年次プログラム
内科 24週(必修)
- 内分泌・糖尿病内科、呼吸器内科、消化器内科、循環器内科、リウマチ科、腎臓内科、肝胆膵内科、脳神経内科より1科につき最大8週 合計24週
救急 8週(必修)
- ・麻酔科 4週
- ・救急科 4週
必修 各4週
- 外科・小児科・産婦人科・精神科を各4週、合計16週
選択科目4週(自由選択)
- ・当院の診療科からの選択
2年次プログラム
地域医療 4週(必修)
次の施設から選択します。
- ・小清水赤十字病院(北海道)
- ・臼杵市医師会立コスモス病院(大分県臼杵市)
- ・津久見市医師会立津久見中央病院(大分県津久見市)
- ・おげんきでクリニックこれいし(大分県大分市)
選択科目 48週(自由選択)
当院の診療科または臨床研修協力施設からの選択です。
【当院で選択可能な診療科】
- ・内分泌・糖尿病内科
- ・呼吸器内科
- ・消化器内科
- ・肝胆膵内科
- ・循環器内科
- ・リウマチ科
- ・腎臓内科
- ・脳神経内科
- ・外科(消化器外科、肝胆膵外科、呼吸器外科)
- ・整形外科
- ・脳神経外科
- ・泌尿器科
- ・放射線科
- ・麻酔科
- ・救急科
- ・総合診療科
- ・病理診断科
【協力施設で選択可能な診療科】
- ・精神科:別府医療センター、帆秋病院
- ・小児科:大分こども病院
- ・産婦人科:大分県立病院、別府医療センター
- ・地域医療:小清水赤十字病院(北海道)他
- ・地域保健:大分県赤十字血液センター
【1年次】
分野 | 診療科 | |
4月 | 内科 | 循環器内科・腎臓内科 |
5月 | ||
6月 | リウマチ科・糖尿病・ 代謝内科・神経内科 | |
7月 | ||
8月 | 消化器内科・呼吸器内科 | |
9月 | ||
10月 | 必修 | 外科 |
11月 | 産婦人科 | |
12月 | 小児科 | |
1月 | 救急 | 麻酔科 |
2月 | 救急 | |
3月 | 選択 | 自由選択 |
【2年次】
分野 | 診療科 | |
4月 | 地域 医療 |
地域医療 |
5月 | 選択 | 精神科(別府医療センター、帆秋病院) |
6月 | 【当院】 内分泌・糖尿病内科、呼吸器内科、消化器内科、循環器内科、リウマチ科、腎臓内科、肝胆膵内科、脳神経内科、外科、整形外科、脳神経外科、泌尿器科、放射線科、麻酔科、病理診断科、救急科、総合診療科 【協力施設】 小児科(大分こども病院)、産婦人科(大分県立病院、別府医療センター)、地域医療(小清水)、地域保健(血液センター) |
|
7月 | ||
8月 | ||
9月 | ||
10月 | ||
11月 | ||
12月 | ||
1月 | ||
2月 | ||
3月 |
研修医の在籍状況(令和2年6月現在)
研修医の在籍人数は常時15名前後なので、同じ診療科で研修医が重複することはほとんどなく、ローテートする各診療科で充分な症例が経験できます。
また、医科・歯科の区別なく研修医同士の情報交換・交流も盛んです。
在籍状況
11名(内訳:基幹型7名、大分大学協力型4名)
基幹型研修医の出身大学(実績)
大分大学、九州大学、長崎大学、熊本大学、宮崎大学、鹿児島大学、鳥取大学、島根大学、福岡大学、久留米大学、東邦大学、愛知医科大学、藤田医科大学、産業医科大学
研修医室の紹介
平成21年1月に研修医専用の研修医室が整備されました。研修医室は、研修医の心のオアシス、ほっと一息つける安らぎの場所になっています。
研修医室の主な設備として、デスク・ロッカー・書棚・ソファー・パソコン・コピー機・電子カルテ端末・冷蔵庫・電子レンジ・洗面台等を備えています。 別に研修医専用の仮眠室2室があります。
臨床研修協力施設
当院では、赤十字のグループメリットを生かし、日本全国の赤十字病院と提携した研修を行っています。
現在以下の病院と提携しており、病院の特色を生かして充実した臨床研修が行えるように努めています。
小清水赤十字病院(協力分野:地域医療)
北海道網走市の隣オホーツク海に面した小清水町に位置する町内唯一の病院です。(病床数99床)のどかな自然環境の中で、地域に密着した医療を展開しており、地域医療を経験するには絶好の病院です。休日には、北海道観光などで楽しめます。
その他、大分県内の医療機関とも地域医療や精神科の分野で提携しています。
- 1. 臼杵コスモス病院、津久見中央病院(協力分野:地域医療)
地域の診療所の後方支援病院として、また、巡回診療等により無医地区への支援を担うへき地医療拠点病院として地域医療を支えている中核病院です。へき地・離島医療等についても経験できます。 - 2. お元気でクリニックこれいし(協力分野:地域医療)
大分市内で地域のかかりつけ医として、また、在宅療養支援診療所として在宅医療に積極的に取り組む診療所です。往診や在宅での看取りなど在宅医療の現状を経験できます。 - 3. 別府医療センター、帆秋病院(協力分野:精神科)
当院には精神科がないことから、精神科の研修は別府医療センターまたは帆秋病院で行います。 - 4. 大分こども病院(協力分野:小児科)
- 5. 別府医療センター、大分県立病院(産婦人科)
学会施設認定
- 日本内科学会認定医制度教育関連病院
- 日本糖尿病学会認定教育施設
- 日本呼吸器学会認定臨床研修施設
- 日本アレルギー学会認定教育施設
- 日本呼吸器内視鏡学会関連認定施設
- 日本消化器病学会認定施設
- 日本消化器内視鏡学会指導施設
- 日本消化管学会指導施設
- 日本肝臓学会認定施設
- 日本循環器学会認定循環器専門医研修施設
- 日本不整脈学会・日本心電学会認定不整脈専門医研修施設
- 日本腎臓学会認定研修施設
- 日本リウマチ学会認定教育施設
- 日本外科学会外科専門医・認定医修練施設
- 日本消化器外科学会専門医・認定医修練施設
- 日本乳癌学会関連施設
- 日本肝胆膵外科学会高度技能医制度修練施設A
- 日本がん治療認定医機構認定研修施設
- 日本呼吸器外科学会呼吸器外科専門医合同委員会関連施設
- 日本整形外科学会認定医制度研修施設
- 日本透析医学会専門医認定施設
- 日本泌尿器科学会泌尿器科専門医基幹教育施設
- 日本泌尿器内視鏡学会泌尿器科腹腔鏡技術認定研修施設
- 日本神経学会教育関連施設
- 日本リハビリテーション医学会研修施設
- 日本医学放射線学会放射線科専門医修練機関
- 日本麻酔科学会麻酔科認定病院
- 日本病理学会登録施設
- 日本臨床細胞学会認定施設
- 日本臨床細胞学会教育研修認定施設
- 日本口腔外科学会認定医制度専門医・指導医研修施設
- 日本口腔外科学会関連研修施設
- 日本口腔ケア学会認定口腔ケア施設
- 日本静脈経腸栄養学会NST稼動施設
研修医の勉強会等について
当院ではローテーションでの各科を回っている間の勉強以外に、研修医全体での勉強会も行っています。
1)「研修医1年次・2年次対象ミニレクチャー」
平成26年度から研修医1年次・2年次を対象にしたミニレクチャーを始めました。
テーマについては、どのようなテーマの勉強をしたいか全研修医にアンケートを行い決定しました。
今後も、研修医の要望に応える形で勉強会を続けていきます。
2019年度 勉強会実施状況
実施日 | 担当診療科 | テーマ |
---|---|---|
2019/05/21 | 腎臓内科 | 輸液について |
2019/05/28 | 放射線科 | 救急における画像診断 |
2019/06/04 | 肝胆膵内科 | 腹痛の入院判断 |
2019/06/11 | 循環器内科 | 危険な心電図 |
2019/06/25 | 救急総合診療 | 聴診、身体診察のコツ |
2019/07/02 | 脳神経内科 | 救急外来での神経診察 |
2019/07/09 | 整形外科 | 骨折の読影と対応の仕方 |
2019/07/23 | 呼吸器内科 | ショック時の対応 |
2019/08/06 | 消化器内科 | 消化器疾患の救急対応 |
2019/08/20 | 呼吸器内科 | 喘息、肺炎の初期治療 |
2019/09/03 | 外 科 | 縫合の仕方 |
2019/09/10 | 整形外科 | シーネ固定のコツ、脱臼の整復 |
2019/10/08 | 救急総合診療 | 抗菌薬について |
2019/10/22 | 循環器内科 | 胸痛の鑑別 |
2019/10/29 | リウマチ科 | 不明熱の考え方 |
2019/11/12 | 外 科 | 救急外来での創処置+フォローアップ |
2019/11/26 | 呼吸器内科 | ICU管理について |
2019/12/3 | 循環器内科 | 心エコーについて |
2)「水曜会」
2カ月に1回、第3水曜日に県内の開業医の先生方を対象として「水曜会」を行っています。
内容としては、内科系の専門領域のトピックスのミニレクチャーと、研修医の症例報告を行っています。
3)「研修医による自主的な勉強会」
上記の勉強会等以外にも自主的に研修医同志の勉強会を定期的に行っています。
4)「緩和ケア研修会」
がん患者への治療、対応などを勉強するために緩和ケア研修会に参加しています。
初期研修病院見学
当院では随時病院見学を行っています。見学希望の方は下記ファイル内の「初期臨床研修病院見学申込書」に必要事項を記入の上、見学希望の1週間前までに送信して下さい。追って見学の可否を確認した後、結果を電子メールで返信いたします。
TEL、FAXもしくは郵送でのお申込みも受け付けております。
※申込人数の関係で希望日に添えない場合もありますので、できるだけ第3希望までご記入いただき、余裕を持って早めに申し込まれますようお願い申し上げます。
申込書のダウンロードはこちらから
(印刷またはダウンロードしてお使い下さい。)
[書類宛先]
〒870-0033
大分県大分市千代町3丁目2-37
大分赤十字病院 総務課【担当】川野
TEL 097-532-6181 (代表)
FAX 097-533-1207
医師臨床研修医募集要項
募集資格 | 医師免許取得見込み者 |
---|---|
募集人員 | 5名(予定) |
採用年月日 | 2021年4月1日 |
提出書類 | 履歴書 成績証明書 卒業見込証明書 健康診断書(大学で発行の健康診断書可) ※採用時に別途当院指定用紙による健康診断書を提出 |
選考方法 | 書類審査・面接 |
面接試験 |
また、COVID-19の影響により来院出来ない場合はオンライン等での対応も予定しております。 |
面接場所 | 大分赤十字病院 |
応募締切 | 下記担当までご連絡ください。 |
施設見学 | 随時受け入れしています。(事前連絡をお願いします) ※病院見学は必須ではありません。 |
その他 | ※マッチング参加 |
お問い合わせ 書類提出先 |
大分赤十字病院(総務課内) 〒870-0033 大分市千代町3丁目2-37 TEL:097-532-6181 FAX:097-533-1207 E-mail:jinji-kyu@oita-rc-hp.jp 担当:川野 |
身分 | 臨床研修医(常勤嘱託職員) |
給与(総支給) | 1年次400,000円 程度(当直手当、交通費等を含む) 2年次420,000円 程度(当直手当、交通費等を含む) |
日直手当 | 1回あたり1年次13,000円 2年次14,000円 |
住宅 | 専用宿舎なし 但し、住宅手当支給有(当院規定により支給、上限28,500円) |
社会保険 | 健康保険・厚生年金・日赤企業年金基金・雇用保険加入 |
勤務時間 | 午前8時30分から午後5時10分まで(休憩時間55分) 一週間の勤務時間38時間45分 |
休暇 | 土・日・国民の祝日・夏季休暇(3日)・年末年始休暇(6日間) 日赤創立記念日(5月1日) |
有給休暇 | 労働基準法どおり(6ヶ月後から10日) ※採用から6ヶ月間に4日取得可 その他特別有給休暇有り |
禁止事項 | 研修期間はアルバイト診療を行ってはならない。 |
歯科医師臨床研修医募集要項
募集資格 | 歯科医師免許取得見込み者 |
---|---|
募集人員 | 1名 |
採用年月日 | 2021年4月1日 |
提出書類 | 履歴書 成績証明書 卒業見込証明書 健康診断書(大学で発行の健康診断書可) ※採用時に別途当院指定用紙による健康診断書を提出 |
選考方法 | 書類審査・面接 |
面接試験 | 7月以降随時実施(2021年度採用分は終了いたしました。) |
面接場所 | 大分赤十字病院 |
応募締切 | 提出書類を面接日の1週間前までに総務課に提出してください |
施設見学 | 随時受け入れしています。(事前連絡をお願いします) ※病院見学は必須ではありません。 |
その他 | ※マッチング参加 |
お問い合わせ 書類提出先 |
大分赤十字病院(総務課内) 〒870-0033 大分市千代町3丁目2-37 TEL:097-532-6181 FAX:097-533-1207 E-mail:jinji-kyu@oita-rc-hp.jp 担当:川野 |
身分 | 歯科臨床研修医(常勤嘱託職員) |
給与(総支給) | 280,000円 程度(当直手当、交通費等を含む) |
日直手当 | 1回あたり12,000円 |
住宅 | 専用宿舎なし 但し、住宅手当支給有(当院規定により支給、上限28,500円) |
社会保険 | 健康保険・厚生年金・日赤企業年金基金・雇用保険加入 |
勤務時間 | 午前8時30分から午後5時10分まで(休憩時間55分) 一週間の勤務時間38時間45分 |
休暇 | 土・日・国民の祝日・夏季休暇(3日)・年末年始休暇(6日間) 日赤創立記念日(5月1日) |
有給休暇 | 労働基準法どおり(6ヶ月後から10日) ※採用から6ヶ月間に4日取得可 その他特別有給休暇有り |
禁止事項 | 研修期間はアルバイト診療を行ってはならない。 |