日本赤十字社 大分県赤十字病院

大分赤十字病院は、患者に、職員に、地域医療機関に選ばれる病院を目指しています。

お知らせ

令和6年能登半島地震での救護活動について(第三班)投稿日:2024.3.07

令和6年1月1日より発生した地震に関して、石川県に救護班第三班を派遣しました。

2月8日に大分県を出発し、9日~12日の四日間の活動を行い、石川県七尾市内の避難所を中心に巡回診療や避難所アセスメントを実施しました。

避難所での生活が長引いているため、通常の診療に加えて避難者のこころのケアやエコノミークラス症候群予防のフォローを実施しました。また、避難者だけでなく避難所の運営スタッフの疲労の状況確認も実施しました。また、羽咋市の施設で発生したノロウイルスの対応にもあたりました。

七尾市内では水の確保の問題が続いています。仮設のお風呂やシャワーが整備されている避難所もあり、少しずつ改善はされてきているものの、地域による使用制限の格差はまだまだ感じられました。

地元の医療機関も機能しているため医療ニーズも少なくなってきており、今後は避難所の集約を進めていくとことで、巡回診療の頻度を落としていく調整も実施しました。

避難所でお話を聞いた方の中には、支援してくれる人たちに申し訳ない、甘えてもいいのだろうかと涙される方もいらっしゃいました。

避難所の運営スタッフについては、他県からの支援もあり休みが取れるようになって、負担の軽減はされてきているように感じましたが、疲弊している施設もあり、こころのケアの継続や福祉的な支援等、行政の介入が必要だと思われます。

 

「令和6年能登半島地震災害義援金」受付中

日本赤十字社では、令和6年能登半島地震災害による義援金を受け付けております。
皆さま方からお寄せいただきました義援金は、被災地の方々の生活を支援するため、被災都道府県が設置する義援金配分委員会へ全額をお送りします。

詳細はこちらをご覧ください。