日本赤十字社 大分県赤十字病院

大分赤十字病院は、患者に、職員に、地域医療機関に選ばれる病院を目指しています。

tel:097-532-6181

リウマチ科

 大分赤十字病院リウマチ科は、現在、医師2名体制で、土・日・祝日等を除く毎日外来診療を行っています。 リウマチ膠原病等の事でお悩みの方は、ぜひ当院リウマチ科を受診ください。

医療機関の認定

日本リウマチ学会認定教育施設

現状及び特色

 リウマチ科は関節リウマチ、全身性エリテマトーデス、全身性強皮症、皮膚筋炎、血管炎などの膠原病を中心とした診療をおこなっています。当院では1985年6月よりリウマチ膠原病の専門外来を開設し、リウマチ専門医の資格を持った常勤医3名で外来及び入院診療にあたっています。

 通院患者さんは約900人、通院患者さんの4割強を関節リウマチの患者さんが占めています。2018年は大分県内外102の医療機関より約280名の患者さんの御紹介があり、リウマチ性疾患における地域の中核病院として認識して頂いております。入院患者さんは延べ約480名で、6割程度が関節リウマチの患者さんとなっています。

 関節リウマチの診療は近年、診断・治療の両面において劇的に変化しています。診断においては、2010年(平成22年)、米国リウマチ学会及び欧州リウマチ学会が関節リウマチの新たな分類基準を発表し、発症早期、関節の変形をきたす前に関節リウマチを診断する事が可能になっています。当科ではこれに加え、関節超音波を併用し関節リウマチの早期診断の実現に取り組んでいます。

 薬物治療においては、メトトレキサートを中心とした抗リウマチ薬に加え、生物学的製剤や新たな分子標的薬を積極的に用いる事で、発症早期の関節リウマチでは治癒を目指した寛解が現実の目標となってきました。当科でもそれらの製剤を積極的に使用し、かつ従来の治療法も疎かにすることなく治療を行っております。

 また関節リウマチの治療は薬物治療だけではなく、リハビリテーション、基礎療法(患者教育)、そして整形外科的な治療介入も重要な柱となっています。当院では、整形外科とリウマチ科は同一の病棟であり、連携を密にしています。更に、同じフロアにはリハビリテーション部もあります。

 そこで当科では看護スタッフによる関節リウマチの患者さんへ教育、作業療法士によるリハビリ指導を目的とした1~2週間の”関節リウマチ教育入院”を行い、関節リウマチに対して一貫した、リウマチセンター的な診療が行える体制を整えています。

 膠原病の治療に関しても近年新規の治療薬が次々と認可されています。2010年(平成22年)にエンドキサンパルス療法などの免疫抑制療法が全身性エリテマトーデスをはじめとする様々な膠原病の病態に対して、また同年に好酸球性肉芽腫性多発血管炎(アレルギー性肉芽腫性血管炎)及び多発性筋炎・皮膚筋炎に対する免疫グロブリン大量療法が適応となりました。2015年(平成27年)には全身性エリテマトーデス、ループス腎炎に対して、ミコフェノール酸モフェチル(MMF)、ヒドロキシクロロキン(HCQ)が認可され国際的なガイドラインに則った治療が可能となりました。

 更に、ANCA関連血管炎に対するリツキシマブや全身性エリテマトーデスに対するベリムマブといった生物学的製剤も使用可能となり、膠原病の治療も新たな局面を迎えています。これらの薬剤をうまく使い分けることで、全国でも進んだ膠原病治療を行っています。

診療担当表

医師紹介

石井 宏治 いしい こうじ

リウマチ科部長

専門分野
内科、リウマチ科、膠原病
専門医・認定医
日本内科学会認定医
日本リウマチ学会専門医・指導医・評議員
九州リウマチ学会運営委員・学会誌編集委員
日本リウマチ財団登録医

今田 千晴 いまだ ちはる

リウマチ科副部長

専門分野
内科、リウマチ科、膠原病
専門医・認定医
日本内科学会認定内科医・総合内科専門医
日本リウマチ学会専門医・指導医
TNTコース修了

清永 恭弘 きよなが やすひろ

リウマチ科医師

専門分野
リウマチ科、膠原病
専門医・認定医
日本内科学会認定内科医・総合内科専門医
日本リウマチ学会専門医
日本リウマチ財団登録医
日本リウマチ学会登録ソノグラファー
日本温泉気候物理医学会温泉療法医

実績

 外来は、月曜日から金曜日まで行っています。関節リウマチ、膠原病だけでなく、不明熱や原因不明の関節疾患など幅広く対応しています。関節リウマチにおいてはリハビリテーションと合併症検査を兼ねた2週間程度の入院も行っています。

 今後も診断や治療に難渋する症例がいらっしゃいましたら、遠慮なくご紹介頂ければ幸いです。

平成30年
外来 通院患者 約900名 関節リウマチ約400名、全身性エリテマトーデス約90名、脊椎関節炎約50名、多発性筋炎/皮膚筋炎約35名、全身性強皮症約25名、血管炎約35名など

入院 約480名 関節リウマチ約250名、全身性エリテマトーデス約15名、脊椎関節炎約20名、多発性筋炎/皮膚筋炎約10名、血管炎約10名など