日本赤十字社 大分県赤十字病院

大分赤十字病院は、患者に、職員に、地域医療機関に選ばれる病院を目指しています。

tel:097-532-6181

病理診断科

 検査部は、心臓・肺などの生理機能検査、血液・尿などの検体検査、病理検査、細菌検査など様々な検査、及び輸血の管理を行っています。病気の診断、治療後の効果判定などのため、制度の高いデータをより早く報告し、的確かつ迅速な医療に貢献できるよう心がけています。

医療機関の認定

日本病理学会登録施設
日本臨床細胞学会認定施設
日本臨床細胞学会教育研修認定病院

現状及び特色

病理・細胞診専門医1名、非常勤病理医1名、技師3名(細胞検査士2名)で業務を行っています。

①通常病理診断
 生検材料は1−2日、切除標本材料は2—5日以内を原則として迅速かつ正確をモットーとして診断報告しています。手術材料ではマクロ写真撮影を行い、必要に応じて切出図を作成、症例によりマッピングも行います。また、ご紹介いただいた先生方への報告用に、マクロ及びミクロ画像入りの報告書も作成しています。

②特殊染色・免疫染色
 自施設内あるいは外注にて各種特殊染色・免疫染色を行い診断に活用しています。また分子標的治療の適応決定にも対応するためのコンパニオン診断として、乳癌のER、PgR、HER-2、Ki-67、大腸癌のEGFR、胃癌のHER-2の免疫染色を院内で行っています。その他ALKの免疫染色、HER-2、ALKのFISH、EGFRのPCR、RAS遺伝子変異検索は検査会社への外注で対応しています。

③術中迅速組織・細胞診診断
 原則として予約制ですが、当日の急な依頼にも対応しています。結果は直接手術室の術者または主治医に電話連絡しています。

④細胞診診断
 穿刺細胞診、擦過細胞診では、基本的に検査技師がベッドサイドに出向き処理を行っています。症例により、迅速診断にも対応しています。難解症例に関しては複数の細胞検査士および細胞新専門医によるディスカッションした後に報告しています。 最先端技術であるEUS-FNA検体も増加しつつあり、臨床との連携をとりながらさらに迅速、正確な診断をめざしています。

⑤カンファレンス
 外科・内科・放射線科術前カンファ(毎週)、泌尿器病理カンファ(毎月)、消化器内視鏡カンファ(毎週)、呼吸器症例カンファ(毎週)、剖検CPC(適宜)、等を通じ臨床科とのディスカッションを積極的に行っています。

⑥コンサルテーション
 診断困難例は各臓器の専門病理医へ積極的にコンサルテーションすることにより、正確でよりup to dateな診断を心がけています。

⑦診断システム
 電子カルテに連動する病理診断支援システムを導入しており、オーダおよび診断報告は原則電子カルテ上で行っています。また必要に応じてマクロ及びミクロ画像提示しています。

 以上、診断を通じてより良い医療提供の実現をサポートできるよう努力しています。また今後も、必要とされる情報を漏れなくより迅速かつ正確に提供できるよう努め、さらに積極的に情報発信も行いながら、わかりやすい病理診断科をめざしていきたいと考えています。

手術日等

医師紹介

米増 博俊 よねます ひろとし

病理診断科部長

専門分野
人体病理(主として胆・膵及び消化器全般)
専門医・認定医
日本病理学会認定病理専門医
日本臨床細胞学会細胞診専門医

垣迫 陽子 かきさこ ようこ

検査部医師

専門分野
内科
専門医・認定医
日本医師会認定産業医
日本内科学会認定医

実績

●診療実績

平成27年度の検査件数

病理組織検査4167件、術中迅速病理検査142件、細胞診検査5034件(婦人科3226件、その他1808件)