日本赤十字社 大分県赤十字病院

大分赤十字病院は、患者に、職員に、地域医療機関に選ばれる病院を目指しています。

tel:097-532-6181

腎・泌尿器センター

医療機関の認定

日本透析学会専門医認定施設
日本腎臓病学会専門医認定施設
(指導医:今川全晴、金田幸司)

現状及び特色

 泌尿器科、腎臓内科、血管外科の3科が慢性腎炎からシャントトラブルを含めた透析患者の合併症、腎移植患者の管理まで、腎移植を除く腎臓に関する一貫した診療を行っています。

医師紹介

泌尿器科部門
泌尿器科部長 今川 全晴
泌尿器科医師 成松 隆弘
泌尿器科医師 山中 直行
腎臓内科部門
副院長兼腎臓内科部長 金田 幸司
腎臓内科副部長 内田 英司
腎臓内科医師 大野 絵梨

実績

 外来診療は泌尿器科(火、水、金)、腎臓内科(月、火、木)、血管外科(火)の午前に行っています。またCAPD外来を木曜日午後から行っています。

 透析室は泌尿器科と腎臓内科が管理し臨床工学技士3名、看護師2名が専属で、透析ベット17台、平均30名の維持透析患者と合併症入院患者の治療を行っています。平成28年度の新規血液透析導入患者は40例で、その大部分は導入後、近隣の透析施設で維持透析を行っています。

 透析導入に当たっては血液透析、CAPD、腎臓移植の3者の選択を行います。CAPDにも積極的に取り組み平成27年7例、28年5例を導入しており、現在約25人のPD管理を行っています。生体腎移植は今年度も2例を導入期に他院に紹介しています。CAPDについてはSMAP法を行うことによりCr5-6前後でのHDとPD、腎臓移植の療法選択と準備が可能になり一貫した透析導入計画を立てています。SMAPで待機中患者が7名います。

 透析患者に対する内シャント手術は3科で68例に施行。シャントトラブルについてはPTAによるインターベンションにも力を入れ年間110例を外来で行っています。最近は長期透析患者の増加に伴いシャント再建の困難な症例が増加していますが、腎臓内科、泌尿器科、血管外科が協力して適切なシャントトラブルの対応をしています。

 腎炎に対してはIgA腎症に有効とされている扁桃腺摘出術およびステロイドパルス投与、さらに最近は高齢者のネフローゼ症候群に対する患者の状態に合わせた治療、多臓器不全に伴う急性血液浄化なども積極的に行っています。

 特殊血液浄化としてのべ持続血液ろ過透析87回、エンドトキシン吸着40回、白血球・顆粒球吸着279回、血漿交換3回を施行しています。

 CKD予防の面から薬剤師、看護師、栄養士、ソーシャルワーカーと年4回の腎臓病教室(1,4,7,11月の第木曜日に約2時間程)を一般の人や患者さん、家族対象に行い、同時に慢性腎臓病(CKD)患者には10日間の教育入院も行っています。わずか10日の入院期間ですが入院前後で腎機能悪化の改善を認めています。

 最近のトピックスとしては多発性のう胞腎のトルバプタン治療も開始し、10名近い患者が治療中です。総合病院の利点を生かし透析患者の合併症治療にも力をいれています。今後も他科との連携を密にして腎センターとして高レベルの医療が提供できるようにしたいと思います。