日本赤十字社 大分県赤十字病院

大分赤十字病院は、患者に、職員に、地域医療機関に選ばれる病院を目指しています。

tel:097-532-6181

薬剤部

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業務内容

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調剤

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調剤について

  電子カルテシステムと薬剤部内の調剤支援システムが24時間連動しており、いわゆる日勤時間帯と当直時間帯を問わず、シームレスな調剤業務が可能となっています。日勤時間帯における外来処方箋の院外発行率はほぼ100%に到達しており、現在は入院患者に対する調剤・サービス提供が主体となっています。
  最近では患者が入院する際に持参する薬剤(持参薬)に関する対応や、全病棟において必要時に簡易懸濁法による薬剤投与が実施できる体制の整備等を行なっています。特に、持参薬に関する対応については、平成24年3月から、手術適応予定の一部の外来患者を対象とした、薬剤師の介入による抗血液凝固薬の服薬鑑査業務を開始しました。この業務により、手術適応予定の患者に対する抗血液凝固薬の適切な休薬期間の設定が可能となり、手術時におけるリスクマネジメントと、遅滞なく手術を施行することによる医療経済面の両面に貢献すると考えられます。
  一方、注射薬品に関しては患者ごとの注射箋と注射ラベルを出力、注射薬品のセット、払出しを行うことにより、リスクマネジメントに貢献しています。

薬剤管理指導業務

薬剤管理指導業務について

  服薬指導支援システム(PICS®)と医薬品情報検索システム(DICS®)を電子カルテ内に組み込むことにより、薬剤情報提供書の出力や服薬指導記録の作成、医事課への算定依頼等をスムーズにし、業務の効率化を図っています。人員配置については各病棟についてほぼ1名の担当制とし、他の業務との両立を図りつつ回診やカンファレンスに積極的に参加しています。

がん化学療法に対する取組み

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がん化学療法に対する取組みについて

  当院は地域がん診療連携拠点病院として認定されており、薬剤部もがん化学療法に対して様々な取り組みを積極的に行なっています。平成18年12月より、薬剤師2名で注射抗がん薬の外来化学療法施行時における薬品の混合・調製を開始し、段階的に業務を拡張してきました。さらに、病院の増改築工事を機に設けられた外来化学療法室と隣接して、化学療法施行時に使用する薬品の混合・調製に特化した製剤室、いわゆるサテライトファーマシーを設置しています。サテライトファーマシーは安全キャビネットや電子カルテシステムの端末を備えており、化学療法室の看護師との、迅速な薬品の授受と処方変更や中止に対する迅速な対応を可能としています。さらに、必要に応じてベッドサイドに赴いて薬物治療に関する説明を患者さんにリアルタイムで行なうことなどが可能となりました。
  現在では、外来・入院共に注射抗がん薬による化学療法施行についてはほぼ100%薬剤師が調製混合・調製を行なっており、1日当たり約18件の薬品の混合・調製を行なっています(平成25年7月時データ)。また施行される化学療法、いわゆるレジメンに関しては、薬剤師が電子カルテシステム内のレジメンシステムにテンプレートを登録し、診療科、適用臓器および薬品の種類等を区分しつつ系統的かつ一元化した管理を行なっています。なお、院内の化学療法委員会では幹事・委員を務め、医師との協働による新規レジメンの妥当性の評価を行なうことにより、有効かつ安全で円滑な化学療法の施行に貢献しています。

治療的薬物モニタリング(TDM)

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治療的薬物モニタリングについて

  血中薬物濃度の把握が有効性と安全性の評価に有効であり、臨床において繁用される抗生物質のバンコマイシン、アルベカシンおよびアミカシン、免疫抑制薬のシクロスポリン、タクロリムス、抗てんかん薬のカルバマゼピン、フェノバルビタール、フェニトインおよびバルプロ酸、気管支拡張薬のテオフィリン、強心薬のジゴキシンに関する血中薬物濃度測定を積極的に行なっており、1日約3.0件の治療的薬物モニタリング(TDM:Therapeutic Drug Monitoring)を実施しています(平成25年8月時データ)。なかでも、バンコマイシンとアルベカシンについては、そのほぼ全使用症例についてシミュレーションソフトを用いた投与開始期の投与量設計と、その後の血中薬物濃度を測定しフォローアップに努めています。また、シクロスポリンとタクロリムスについては、外来患者の血中薬物濃度を迅速に測定し医師に報告することにより、当日の適正な処方(投与量設定)を可能としています。なお、平成25年4月より、測定項目としてゲンタマイシンを新たに追加し、感染症治療におけるTDMの充実を図っています。

製剤

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製剤について

  調剤室と同じフロアに設置された製剤室では、院内の各部署が使用する消毒薬等の払出しを行っており、感染対策上有用である、各部署の消毒薬の使用状況を毎週把握しています。また製剤室内に設置されているクリーンベンチでは、無菌的な操作が要求される、いわゆる特殊製剤を必要に応じて調製しています。

各種委員会(チーム)・教室への参加

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各種委員会(チーム)・教室への参加について

  主たるものとしてがん化学療法(既述)、緩和ケア、感染防止対策およびNST委員会に参加しており、このうちがん化学療法と緩和ケア委員会については幹事を務め、委員会の円滑な運営に努めています。また、緩和ケアチーム、感染制御チーム(ICT:Infection Control Team)および栄養サポートチーム(NST:Nutrition Support Team)のメンバーとして医師や看護師と共に定期的なラウンドを行ない、薬物治療に関する提言を積極的に行なっています。さらに、糖尿病教室、リウマチ教室、膠原病教室および腎臓病教室に参加し、薬物治療に関する講義を患者さんに行なっています。

治験

治験について

  治験施設支援機関との協働により、GCP(Good Clinical Practice)に基づいたプロトコールを円滑に導入・実施し、治験薬の適正な管理等を行なっています。治験管理室は、薬剤部に隣接しております。

在庫管理

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在庫管理について

  薬品在庫管理システムを用いて、薬品の発注と購入、各部署への払出し記録を管理しています。また定期的に棚卸を行ない、在庫状況の把握と適正化に努めています。

医薬品情報(DI:Drug Information)

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医薬品情報について

  薬事委員会の採用審議結果を通知する薬剤ニュースを年 3 回、薬品の安全性情報や使用上の注意等を周知する DI ニュースを年 12 回作成し、医師と各部署に配布しています。

臨床研究

臨床研究について

  薬剤部では、以前から薬学的な分野における研究や、診療科の支援を含めた他職種共同の研究により、学会発表および論文執筆を行ってきました。今回、呼吸器科の支援のもと、薬剤師が主導で研究実施計画書(プロトコール)を作成し、COPD(Chronic Obstructive Pulmonary Disease)に対する前向きの観察研究に着手しました。今後は、介入研究についても積極的に提案していきたいと考えております。

(以上、文責 永野)

薬剤部会

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薬剤部会について

  薬剤部では、月に一度、部員室にて薬剤部会を開催しております。部会を通して、部員がルーチンとして行っている業務、現在取り組んでいる業務および各病棟の薬剤管理指導状況等の報告・確認を行っております。さらに、学会発表および各種研修会等における講義がある場合、部会にてプレ発表を行い部員からの意見をもらうことで、より良い発表へと繋げております。今後は、抄読会等も行なっていくことで学術にも精通した薬剤部を目指してまいります。

救護班

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救護班について

  日本赤十字社の人道的任務として、災害救護活動があります。大分赤十字病院においても救護班があり、薬剤師も救護班の一員として活動しております。東日本大震災においては、薬剤部より2名が派遣されました。

(以上、文責 北)