腎臓病選択外来が始まりました投稿日:2017.11.30
慢性腎臓病(CKD)とは、腎臓の働きがさまざまな原因で徐々に悪くなる病気のことです。
慢性腎臓病が進行すると、失った腎機能を元に戻すことはできません。進行を防ぐためには、食事療法と薬物療法が基本的な治療法となります。
しかし食事療法、薬物療法を守っていても少しずつ腎機能は低下していき、最終的には残った腎機能だけで体のバランスを保つことができなくなり慢性腎不全になります。
慢性腎不全から末期腎不全に至った場合、尿毒症や高カリウム血症、心不全などの重大な問題を起こします。腎機能が通常の約10%以下まで低下した場合、自分の腎臓の代わりに腎臓の働きを肩代わりする治療を行わなければなりません。
これを腎代替療法といい、血液透析、腹膜透析、腎移植の三つを指します。
腎臓病選択外来では、慢性腎臓病療養指導看護師が、これら三つの治療法それぞれについて、パンフレットや模型を使い分かりやすく説明をおこないます。また、患者さんのライフスタイルや年齢、生活環境などを聞き、その方にとってより良い療法選択が出来るよう支援していくための外来です。
外来開催日は毎週木曜日午前中(要予約)となっております。
腎臓内科外来医師へお気軽にご相談ください。